家族同然に暮らしてきた犬。長生きしてほしいと思いとは裏腹に人より寿命は短いため、犬を飼っていると必ず遺体を火葬する経験をするでしょう。別れは突然くるため、悲しみにくれてしまうかもしれません。
遺体は生ごみに捨てる訳にはいきませんし、山に埋めることも今の時代できません。そのため、火葬する必要があるのです。
しかし、突然のことでどこに頼めばよいのか迷ってしまうかもしれません。人間の火葬場と違い、ペット火葬場はあまり知られていないため、どのような火葬場がありどのような違いがあるのか分からない方も多いと思います。今回は、そんな疑問に答えるべくいくつかの火葬場や火葬方法をご紹介しましょう。
犬の火葬場選びはどうすればいい?
大切に育ててきた犬がなくなったあと「どのように火葬すればいいのだろう」「火葬場はどこがいいのか」など迷ってしまうと思います。
自分が悔いなく供養できる犬の火葬場を選びペットを送ってあげるのが一番です。そのためには、火葬場の選び方や火葬場への運び方なども重要です。
移動火葬車
自宅の駐車場や空き地など、どこでも動物の火葬が行えます。家族全員で火葬場にいくことができない、遺体を運ぶ手段がない方にはぴったりです。業者によっては24時間体制で対応してくれる所もあるので、遺体を長く置いておかなくてもよくて安心しやすいです。
ただ、火葬には30分から1時間ほどかかりると言われていますので、その間駐車できる場所が必要です。また、煙が大量に発生するため、住宅密集地では近隣に迷惑をかけることになりかねません。
犬のサイズが大型ですと、対応していない場合があるので事前に確認が必要です。費用は出張費+交通費が必要です。どこから来てもらうかによって交通費は大きく変動するので事前にしっかり確認しましょう。
火葬場
- 個別火葬
-
遺体を一体ずつ火葬します。骨は返却可能です。その中でも、家族が立ち会い、拾骨を行う立ち会いの個別火葬という方法と、火葬現場には家族はいかず、骨は業者の人に拾ってもらう一任の個別火葬という方法があります。
立ち会いの個別火葬の場合は、最後まで見送ることができ、自分自身で拾骨ができるため犬と最後の最後まで一緒にいたいという家族にはおすすめです。
それに対して一任の個別火葬は、火葬現場に立ち会うこともなく、業者が遺体を引き取りに来て遺骨を届けくれます。
悲しみのあまりに最後のお別れまではいきたくない方や時間がなくて火葬現場にいけない人におすすめです。
- 合同火葬
-
ほかのペットと合同で火葬されて骨は帰ってきません。遺骨は合同の慰霊所やお墓に入れられます。拾骨や個別供養ができませんが、ほかの仲間と一緒に旅立つことができるという考え方もあります。
犬の火葬方法はそれぞれ一長一短です。ご自身の気持ちや予算などを踏まえて考えるといいでしょう。
犬の火葬場を探すときの注意点
火葬場によって時間が違う
霊園によって葬儀に対応できる時間が変動するため、すぐに葬儀を行えない場合も考えられます。その場合は、移動火葬車を利用するのがおすすめです。
霊園や火葬場で供養したい場合、業者によって受付時間が変わります。夕方や夜に亡くなったときはいつ火葬できるのか確認する必要があります。
火葬方法によって費用が違う
費用面では高い順に、立ち会いの個別火葬 → 一任の個別火葬 → 合同火葬となることが多いです。
ペットに対しての愛情を考えて迷われる方もいるかもしれませんが、ペットへの愛情イコール火葬費用という訳ではありません。ご自身の犬への精一杯の供養をしてあげましょう。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
犬が亡くなったとき火葬場まで運ぶときは?
ご自身で犬を火葬場まで連れていく場合、どのようにすればいいか不安で迷ってしまうと思います。
運び方はとくに決まっている訳ではなく、飼い主様それぞれです。タオルや布に包んで抱っこして運んだり、箱のようなものに収めて運びます。
大型の犬を運ぶ場合、箱を用意するのも大変です。死後硬直に備え、亡くなったときに足をたたんであげてタオルなどでくるんであげるのがおすすめです。
できるだけきれいな箱に入れてあげたいという方は、ペット用の棺桶も販売しています。ペットショップやインターネットで購入できますので、興味のある方は一度ご覧になるといいでしょう。
また、火葬場に運ぶ際に必要な書類があります。鑑札、注射済票、愛犬手帳など登録番号の分かるものを持っていき、犬の死亡届に必要事項を記入して火葬手続きを行いましょう。
より大切に運んであげる方法
夏場や気温が高い日ですと腐敗が進むため、保冷剤や氷を使用してご遺体を高温の空気から避けるようにして運んであげましょう。ご遺体の匂いが気になる方は、消臭効果のあるお花や葉を一緒に入れてあげのるも有効です。
また体液や体内の異物が移動中に排出されるケースもあるので、おむつをはかせてあげたり、布やガーゼをあててあげたりすることで、きれいな状態で遺体を運ぶことができます。
まとめ
今回は、犬の火葬場の選び方をご紹介しました。大切な家族の一人として暮らしてきた犬ですから、最後までしっかり見送りたいという気持ちがあるかと思います。ご自身にとって悔いの残らない火葬を行うために、参考にしていただければと思います。
ペットの葬儀方法に迷っている方は、是非当サイトのペット葬儀で、最適なプランを考えてみてはいかがでしょうか。