ペットといえば、犬が主流だったかもしれません。近年、猫ブームが起こり猫を飼っている方も多いのではないでしょうか。同じ時を過ごす猫との間には、大事な思い出が日々増えていきます。生活をともにする大切なペットは家族同様なので、あまり考えたくはないですが、いずれ葬儀が必要になります。
終活を人間がするように、ペットである猫にも終活は必要です。その準備は、飼い主がしてあげなくてはいけません。いざというときに焦らないためにも、葬儀の前に知っておきたいことを抑えておきましょう。
大切な猫を、最期まで温かく見送るために、事前の準備が必要です。
猫の葬儀の流れ
愛猫が亡くなった場合、誰しも悲しみに包まれます。突然のことに頭が真っ白になってしまうかもしれませんが、愛猫に最期にしてあげられるのが葬儀です。段取り良く葬儀の準備を進め、愛猫との最期の時間を過ごすためにも、葬儀の流れを頭に入れておきましょう。
1.楽な姿勢にしてあげましょう
亡くなったら、楽な姿勢にしてあげることが大切です。猫は死後硬直が早い動物です。死後2~3時間程度で身体が固まっていくので、前と足を折り曲げてあげます。悲しみにくれて放置してしまうと、お棺に入らなくなるなど後々問題が出てくることがあります。
2.保冷剤などで冷やしましょう
腐敗や菌の繁殖を抑えるためにも、ドライアイスなどを使って冷やしてあげることも必要です。お棺を用意したら遺体を安置し、周りにドライアイスを並べましょう。脳が傷みやすいので首の後ろを冷やしてあげるのもいいです。お腹やお尻を冷やすのもいいでしょう。他には、エアコンの設定温度に気を付けるといった配慮も必要です。
3.ペット葬儀の準備を進めましょう
見の周りを整えたら、ペット葬儀の準備を進めていきます。葬儀の規模や、送り方をどうするかご家族をよく相談して決めていきましょう。ご希望に合わせた業者選びが必要なので、事前に考えておくとスムーズにペット葬儀に移れます。
流れを見ていくと、まずは愛猫の環境を整えてあげることが大切だとわかります。愛猫が楽になれるような環境を整えて、お別れの準備という流れは覚えておくといいですね。
猫のペット葬儀を行うポイントと注意点
猫の葬儀に関しては、いくつかポイントや注意点があるので見ていきます。いつか来るその日に焦ってしまうことのないように、事前にできることはやっておくというのがポイントです。
例えば、お棺の用意です。いざという時に、愛猫が入る適当な箱を用意しておかないと、安置する場所を確保できません。そうならないためにも、愛猫より一回り大きいお棺を準備しておきましょう。お棺は、ダンボールや木箱などの用意しやすいものから、市販で売っているような可愛らしいデザインのものまで様々です。愛猫が気に入ってくれそうなものを選んであげると良いですね。
あとは、お棺に入れる思い出の品を何にするか考えておくのも大切です。予め決めておけば、愛猫と過ごす最期の時間に悩まなくても済みます。注意点としては、猫の火葬には種類がある、ということを知っておくことです。合同火葬か、個別火葬か、立ち会うのか、立ち会わないのかなど、決めるべき項目はたくさんあります。
大切な愛猫のためにどのように見送るかは、ご家族のなかで意見が別れることもあるかと思います。事前に話し合う場を設けることを忘れてはいけません。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
大切な思い出を残せるメモリアルグッズも
愛猫との思い出を形に残すために、メモリアルグッズを活用することもできます。生前の思い出を身近に置いておくことで、飼い主さまの気持ちが少しでも落ち着くと思います。では、メモリアルグッズはどういったものがあるのでしょうか。
まずは、ペット用の仏壇や仏具です。コンパクトな大きさのものが多いので、場所をわざわざ設ける必要もありません。香皿やろうそく立て、フォトフレームなどが1セットになっているものもあります。人間の仏具メーカーが制作しているものもあるくらい、浸透してきているグッズです。
ずっと一緒にいたいという方には、メモリアルアクセサリーがおすすめです。ペンダントやリングなどのアクセサリーの中には、遺骨や遺髪を入れることができるので、ずっとそばに置いておくことができます。デザインも豊富なので、検討しておくといいかもしれません。
このように、愛猫が亡くなってもなお、大切な思い出とともに過ごすことも可能です。愛猫のことを忘れないためにも、グッズを活用することを検討しておいてもいいかもしれません。
生前に業者選びを行うのもおすすめ
前述したように、猫の葬儀をどのように行うかを事前に話し合って、方針を決めることは大切です。話がまとまったら、業者を選んでおくのがおすすめです。亡くなってから考えたいという方も、もちろん多いと思います。そんななかで、生前に業者を選んでおいた方がいいのには、理由があります。
残念ながら、ペット葬儀業者とのトラブルは少なくないです。亡くなって混乱しているなかで、業者選びをしていくのはなかなか大変なことでもあります。愛猫がまだ元気なうちに、安心してまかせられる業者を選んでおくことは、ペットのためにもなります。価格やサービスを見極めて、選んでいきましょう。
安心できる業者を選ぶためのポイントがあります。
- 飼い主の気持ちを汲み取ってくれるか
- 料金の説明がきちんとあるか
- 火葬後のサービスの説明はあるか
などは、業者を選ぶときに注意しましょう。こちらでは、体重別の金額設定でペット葬儀のプロが24時間対応してくれるので、いざというときでも安心できます。
まとめ
大切な愛猫の葬儀をする前に知っておきたいことは、葬儀の流れや、葬儀の種類を知るといった基礎知識をつけることが重要です。知識があるだけで、いつか来る日に焦ることが少なくなります。
そして、事前にやれることはやっておく、というのが当日スムーズに進めていくためのポイントです。お棺やメモリアルグッズについて考えておくだけでなく、愛猫を気持ちよく見送るためにどのような葬儀にするかも考えておかなくてはいけません。
愛猫の最期にしてあげられることは、その日に限った話ではなく、前もって用意しておくことも優しさと言えそうです。